教育制度
▼タイの教育制度
タイの教育制度は以下の通りです。
・義務教育前:保育園 / 幼稚園 1歳半~6歳
・義務教育:
初等学校 6年間 満6歳~満11歳
前期中等学校 3年間 満12歳~満15歳
・義務教育後:
後期中等学校 普通科 / 職業科 満16歳~満18歳
短期大学
大学
大学院 修士課程2年、博士課程3年
以上のように、タイでいうところの後期中等教育が、日本の高校という名前になるだけで、6・3・3・4年制は日本と同じです。
近年は教育改革も進み、大学進学率も向上しています。
▼義務教育の年数と必修科目
義務教育の年すは9年と、日本と同じであるものの、新学期は5月16日から始まります。タイでは5月30日までに満6歳になる児童が初等学校に入学しますので4月1日を軸とする日本とは異なる事情があります。学校で使われる言語はタイ語で、教育省が定める学校指導要領に基づき、各学校がカリキュラムを編成していきます。このあたりも日本と同じですね。必修科目も日本と同様、国語、算数、理科、社会がベースです。特徴的なところでいえば英語も必修となっており、中学校に入るとコンピューターの授業が必修となります。後期初等教育では英語以外の外国語も選択必修科目の中に組み込まれ、日本語もその選択肢の中にあります。
▼タイの教育の特徴
タイは教育熱心な国で、国や王室、仏教に重きが置かれるように教育されます。理由なく義務教育を受けさせなかった場合、親または保護者・監督者はは1000バーツ以下の罰金が科せられます。高校の進学率は70%、低いように思われるかもしれませんが職業訓練校に進む人も数多くいるためです。都市部と農村部の所得格差があるため、経済的な理由から高等教育に進まない人々もいます。逆に言えば親の所得さえ高ければ、大学に進学できるため大学生のレベルはまちまちなのも大きな特徴と言えるのではないでしょうか。
初等教育から高等教育まで共通しているのは、外国語の習得を重視している点です。欧米のみならず日本、中国など広くカリキュラムが編成されています。